「LBSカルチャー」
開発の経緯

「LBSカルチャー」開発の経緯

当社技術部が長期にわたり土壌菌を研究し、1990年に自然界に存在する多種の乳酸菌・納豆菌・酵母菌の中から3種の有用菌の組み合わせを見出しました。

その菌叢を混合培養することにより極めて有用な機能成分が生産されることを見出し、「LBSカルチャー」と名付けました。(この成分は、バイオジェニックスとも言われています)

初めに、LBSカルチャーを希釈し植物に散布すると、植物本来の姿・色・艶・味・を取り戻すことが判明しました。

また、家畜に与えると糞尿のにおいが軽減し、家畜も健康な状態を保つ現象が観察できました。

1993年からLBSカルチャー配合の飼料を島根の酪農家に提供して獣医師に観察してもらった結果、5年間以上使用している3ヶ所で糞の匂いの激減、乳脂肪率の向上(0.3%UP)、乳房炎の発症率減少(20%⇒5%以下)、繁殖障害減少などの良好な成果があったとの報告を受けました。

さらに、人用に整腸サプリメントを試作して試験的に摂取していただいた方々から便秘や下痢が改善したとの報告を受けました。

2002年10月から半年間、アレルギー症状の方11名に1日1回1g(LBSカルチャー粉末として)を摂取していただき、10名の方からアレルギー性鼻炎、喘息、花粉症の症状緩和などのモニター報告を得ました。

また、このLBSカルチャーを外用クリームとして使用すると、皮膚の血流を促し皮膚及び筋肉の新陳代謝を強化するなど、様々な効果を発揮することがわかりました。

2004年3月、上記の機能を科学的に解明し、大量生産技術を確立して世に広めるため、神戸大学発ベンチャーとして株式会社リタニアルバイオサイエンスを設立しました。

2005年1月 LBSカルチャー配合の犬用サプリメント「パートナープロテック」を商品化し、犬アレルギー性皮膚炎の治療補助食品として、ご利用いただきご好評を得ております。

その後LBSカルチャー配合の「パートナープロテック」を、東京大学及び麻布大学のご協力のもと、関東地区6ヶ所の動物病院で大規模な治験を実施し犬のアトピー性皮膚炎に対する効果が確認され、2007年3月の「第10回日本獣医皮膚学会」で発表されました。

この結果により大手製薬会社の獣医師向けサプリメントに採用されました。

この家畜やペットに関する健康維持や免疫力改善に関する有益な結果や、2002年に実施したヒトに関する有用な効果の報告をうけ、2007年8月27日に整腸サプリメントを製品化し、更なる安全性の確認を進めるとともにモニターによる効能検証を実施いたしました。

2008年5月12日に一般流通ルートでの展開を目的に整腸サプリメント『デオフィール』を発売しました。

製品化にあたっては、天然物由来素材のみを使用、摂取しやすい形状を採用し、崩壊試験・安定性試験を含めた十分な品質試験を行ない、安全性を確立いたしました。

「LBSカルチャー」の
さまざまな効果の検証

1.マウス免疫機能の促進効果

 LBSカルチャーが免疫促進能を有するか否かを確認するため、マウスの脾臓細胞浮遊液に濃度の異なるLBSカルチャーを加えて72時間培養し、リンパ球増殖の程度を調べ免疫機能の促進効果があることを確認しました。

2. ラットの交感神経・副交感神経の活動に与える影響

ウレタン麻酔ラットを用いて、副腎交感神経活動(ASNA)と皮膚動脈交感神経活動(CASNA)に対するLBSカルチャーの皮膚塗布効果や、腸迷走(副交感)神経活動(intestinal vagal-NA)に対するLBSカルチャーの腸管における消化吸収能や胃腸の運動(蠕動)効果を検討しました。

3. 口腔内環境改善作用

口腔内環境が全身性の疾患(脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、認知症等)に影響することが明らかになってきましたが、唾液分泌の減少や歯周病で悩む方が増えており、それが原因となって起こる口臭も気になります。口腔内の乾燥(ドライマウス)、ネバネバ感、唾液分泌量の不足、また口臭などが気になっている20歳代〜70歳代の55名の方にLBSカルチャー配合「チュアブル」による臨床試験(大学の歯学部)を実施しました。

4.  整腸作用

日常生活において腸の調子に悩みを持つ人は少なくありません。そこで、腸の調子が気になる人および特に気にならない人総計60人にLBSカルチャー配合サプリメント「デオフィール」を1日6錠、1カ月間試用してもらい、試用後の腸の調子の変化についてアンケート調査を行いました。

5. LBSカルチャーの筋肉疲労予防効果

LBSカルチャー配合ボディクリームによる筋肉疲労の予防効果を確認する目的で、運動を行う前日にクリームを膝の裏側、アキレス腱、つま先、土踏まず、足首周辺、あるいは股関節などに塗布し、運動(ソフトボールの練習)後2日間の筋肉疲労の程度を数値化して報告してもらいました。

6. LBSカルチャーの皮膚健康維持作用

肌の吹出もの、しみ、そばかすなどの色素沈着やしわなど、肌の状態が気になる人は多いと思われます。そこでLBSカルチャーを配合した化粧品を試作し、皮膚の健康維持に関する効果をモニター試験しました。

7. LBSカルチャーの抗酸化作用

体内で作られる活性酸素は体内に侵入した微生物などを殺す重要な役割を担っていますが、これが過剰に作られたり産生の調節が効かなくなると体に害を及ぼします。この過剰な活性酸素を除去する力を抗酸化作用と言います。LBSカルチャーが抗酸化作用を有するか否かについて、1, 1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル(DPPH)を用いたラジカル捕捉活性を測定しました。

8. LBSカルチャーのペットおよび実験動物のアレルギー、皮膚炎症状軽減作用

アトピー性皮膚炎はヒトおよび動物に多く見られる皮膚疾患で、一般的に完治することはなく、悪化するとさらに治療が困難となる病気です。アトピー性皮膚炎モデルマウスを用いて、LBSカルチャーのアレルギー症状軽減効果を試験しました。

9. LBSカルチャーによるペットの糞便臭軽減作用

LBS カルチャーをペットに与えると、軟便や下痢便の状態が改善されるとともに糞便臭も緩和される等、腸内環境の改善をうかがわせる多くの飼い主からの報告があります。そこで、18の動物病院で31頭のイヌを対象にそれらの効果を試験しました。

10.LBSカルチャーによる乳牛の乳質改善および乳房炎抑制効果

乳牛の乳房炎は酪農家に甚大な経済的損失を与える病気です。なかでも分娩前後に多発する乳房炎の要因の一つとして免疫機能の低下が指摘されています。LBSカルチャー配合「バイオフードエー」を分娩予定日の30日前から分娩90日後まで、毎日飼料に添加して投与し、その間乳房炎の発症と治療経過、乳量、乳成分、乳汁中の体細胞数、および血液成分を観察し、「バイオフードエー」を投与しない対照牛と比較しました。

11. LBSカルチャーの魚類感染症予防効果

魚類にも色々な感染症が存在し、養殖魚や観賞魚で問題になります。LBSカルチャーが感染症予防効果を有するか否かを試験し、有用性を確認しました。

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